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明日に架ける橋

1970年1月26日、サイモン&ガーファンクル、「明日に架ける橋」を発売。
ポップ・ロック史に残る歴史的名盤。
彼らは、リベラルな心とポップで知的なメロディを持ち、その独特の世界は他の真似のできないものだった。そして彼らは社会と向き合い、深く関わっていた。
当時アメリカは、ベトナムの敗北でかつての「強いアメリカ」ではなく、「傷ついたアメリカ」を悩んでいた。武力で世界を変えることの虚しさに気付き、そのことで傷ついた人々にとって、彼らが架けた「明日に架ける橋」は、フォークやロックの範疇だけに収まるものではなかった。
それでもこのアルバムを最後に、二人はそれぞれソロとして別々の道を歩くことになる。それはジミヘンやジャニスの死、ビートルズの解散とともに、ロックと社会の関わりが変わっていくことになる70年を象徴していたのかもしれない。 (13.06.25)

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