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アガシはアガシ

全米オープンテニスの決勝。因縁の対決ともいうべきアガシVSサンプラス。
残念だったがアガシの優勝はならなかった。
けれど本当に重要なのは、勝ったか負けたかではない。いかに戦ったかということ。もちろん逆に考える人もいるだろう。どんなに立派に戦っても、勝たなければ意味がないと。 確かに勝負の世界はそうだろう。
けれど少なくとも試合を見る者にとってはそうではない。
勝敗だけを重要視するなら、翌日の新聞を読めば事足りる。どんなふうに戦ったか。いかに自分のテニスをしたか。ピンチにどんなプレイをしたか。
アガシのすごさは、どんなピンチにも決してうつむかないことだ。どんなつらい時でも疲れた顔も態度も、表情に出すことはない。いつも精悍に敏捷に正々堂々と前を見つめている。どんなときも決してうなだれることはない。
あと何年現役を続けるだろう。あのコナーズは、40歳の誕生日を全米オープンで迎えた。 いかに偉大だったかがわかる。
もちろん彼と比べることに、何の意味もない。コナーズが現役だったころとツアーシステムもテニススタイルも大きく変わっている。
コナーズが二度と出てこないように、アガシはアガシなのだ。一日でも長く続けてほしいものだ。(02.09.09)

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