トップページへ戻ります >街のスケッチ(フィクション)

街の何処かに 寂しがり屋が一人
今にも泣きそうに ギターを弾いている
愛をなくして なにかを求めて
さまよう 似た者同士なのね
ここへおいでよ みんな孤独で辛い
黙って夜明けまで ギターを弾こうよ

  「真夜中のギター」(千賀かおる)
 
おじいさんのけむり 2003/07/05

おじいさんも一人でさみしかったんやろか。一人やないのに。ぼくはおじいさん大好きやった。
それでもさみしかったんやろか。それが年寄りになるいうことなんか。
「第4回うおのめ文学賞・児童文学部門」受賞作品

桃色夏椿

息子が買ってきた桃色夏椿。長い間蕾をつけなかったが、出ていった息子の身代わりとでもいうように、初めて小さい蕾をつけていた。

ワルツ・フォー・デヴィー

人の悲しみは癒されるのだろうか。時という魔法は、涙をきらめきに変えてくれるのだろうか。

カラスなぜなくの

「親父、長生きしてくれよ。いつまでも元気でいてくれよな」
聞こえなかったのか、親父は何もこたえなかった。

星空のダンス

あの夜あんなに星がきれいじゃなかったら、きっと私はシンデレラになっていなかった。
そんなことを思いながら踊り続けました。

お茶の味

主人はまだ私の中にいるんです。このお茶は、主人が私に残してくれた大切なものなんです。

ここに掲載しているものは、すべてフィクションです。


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